「ラーニングスタイリスト」はじめます。

耳慣れない言葉だと思いますが、

「ラーニングスタイリスト」

という活動をはじめました。

正確に言うと、これまでワークショップやイベントの企画、場づくりをやってきた私は、 自分の肩書きを「ラーニングスタイリスト」と呼んでみることにしました。

なぜ耳慣れないかってそれは造語だからです。

なぜ造語かってそれはしっくりくる職業の名前がこれまでなかったからです。

 

私が学際情報学府にいた頃から6年程続けているのは、ワークショップやトークイベントをはじめとする、「学びの場」のデザインです。 このサイトでは、その実践についてご紹介していきたいと思っています。

「人が学ぶ場」というと、学校の授業や教室を思い浮かべる方が多いかもしれません。

私がつくろうとしているのは、それとは少しイメージが異なります。

一方的に先生の話を聞いてノートをとって帰るのではなく(もちろん学校の授業が全てそうだとは思いませんが)、参加者が自ら手や身体そして頭を動かして、周りの人とコミュニケーションをとりながら、何かを学ぶ場。

もしかしたらいつもよりちょっとだけ背伸びが必要かもしれません。

そういう場を考えるとき、私たちは、企画のテーマやお呼びするゲスト、アクティビティや会の進行などの他に、様々なことを複合的に考えています。

例えば、会場選び、レイアウト、動線、照明、食事、ドリンク、音楽、ドレスコード、スタッフの動き…。

いつも一緒に企画をさせていただいている東京大学准教授 中原淳先生は、これを「総合芸術だ」とおっしゃいました。

 

さらに、同じことを二度するということはありません。その場に応じて、一つ一つ、テーラーメイドでつくっていきます。

about“でも触れましたが、「スタイリスト」とは、俳優さんやモデルさんなどが身につける衣装やアクセサリー、小物などを集め、雑誌、テレビ、映画など、その「場面」に合ったコーディネートをする職業とあります。

「ラーニングスタイリスト」という名前をつけたのは、上記のような「ラーニング」を支える多くの要素を集め、その場に応じてコーディネートする、というのが私のしていることのイメージに近いと感じたからです。

 

よく、「水場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という言葉を耳にします。

もちろん、水場には連れて行ってあげるけれど水を飲むかどうかは本人次第、というデザインの仕方が合っている場もあるかもしれません。

でも、私のやろうとしていることは、隣でおいしそうにゴクゴク飲む人がいたり、その水場に目を向けてもらえるように美しい花を植えてみたり、という環境をつくることではないかと思っています。

 

名前が決まったところで、そういう活動を、これからも続けていきたいと思います。



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